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2018.9.6

失われた20年に生まれた女子のベトナム・ダナン生活

社会的意義のある開発

AIKO

AIKO

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こんにちは!AIKOです!

しばらく更新できずすみません><

東京はかなり暑かったようですね。。

ダナンに来る日本人の方が口を揃えてそうおっしゃっていました。

今日は私の携わっている仕事の一つを紹介したいと思います!

今ベトナム国内のベトナム人向けの開発に携わっているのですが、

これこそが、私がまさしくやりたいことだと実感しています。

正直、ホーチミンも、ダナンも、高級物件がたくさん建ち始めており、

誰が住むのかなあ、といつも疑問に思っています。
(ダナンの場合、利回り10%保証の高級ホテルコンドの供給が多いので、観光客が増えているとはいえ、そこまで需要あるのかなと疑問に感じています)

一方で、ホーチミンやダナンでは、中心街の土地価格高騰により、

低所得層、中級層の住める物件も限られてきています。
 
今私たちが携わっている開発は、

そんな低所得、中間層向けの住宅です。

こちらはかつてのプロジェクトのうちの一つ。

ダナンにある社会住宅(日本でいう団地のようなもの)

10年前に建てられ、全部で8棟。

販売当時は日本円で約100万円ほどでした。

真ん中に公園があり、この団地の交流場所となっています。

近所で協力して子供の面倒を見ているのを見ると、

かつての日本の昭和の雰囲気を感じます。

こちらはクアンガイという地方にある中間層むけの戸建物件。

ハノイ、ホーチミンでは土地が限られるので、マンションが多いですが、

地方は戸建派が圧倒的に多いです。

この都市は、

多くのベトナム資本、外資の工場が進出しており、

そこで働く人々の家が不足しています。

また、家だけを作るのではなく、

区画整備や、インフラ整備もして、その周辺環境を整え、小さな街を作っています。

そこで必要となるレジャー施設、教育、医療施設の誘致も行います。

ウォシュレットも付いていますww

モデルルームはこんな感じ。

会社の代表である私のベトナム人のボスは、

もともと日本で留学、設計事務所で働いていた方なのですが、

日本に来て、みんな当たり前のように、

マイホーム購入を人生プランに入れていることに非常に驚いたそうです。

ベトナムでは特に2009年以降、金融引き締めにより、

国民の多くは融資を受けられないため、

マイホームを購入できません。

マイホームは夢のまた夢の話です。

相続税がゼロなので、

親から相続した物件がある家庭は良いですが、

そうでない限り、親戚から借金をするしかありません。

また、土地の価格も未だに高騰を続けており、

低所得層、中間層が購入できる物件も限られています。

今私たちが行っている開発は、

土地の有効活用です。

政府や企業が使用していない、市場に出ていない土地を安く仕入れ、

購入者に、相場価格よりも30%以上安い価格を提示することができます。

そのため、販売と同時に物件は瞬殺で売れてしまうのですw

高級物件はたくさん出回っているのに、

低所得層や中間層向けの住宅はまだまだ足りません。

「家」って、人間が生きていくうえで、大事だと思うんです。

フィリピンのスラムでいろんな家を見てきましたが、

綺麗な家で過ごせば、心にも余裕ができます。

汚い家にいれば、心の余裕がなくなります。

人々が必要としているものを作ることに、これからも携わっていけたらと思っています。

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AIKO

バブル崩壊後の経済停滞期“失われた20年”の、1990年6月4日に、青森県三戸町で生まれる。大学時代に訪れた母の祖国、フィリピンの経済成長に衝撃を受けたことをきっかけに、東南アジアに興味を持つようになる。大学時代、フィリピンでの不動産マーケティングを研究し、卒業後に日本の不動産を香港、台湾、シンガポールに販売する会社に勤務する。2015年、初めて訪れたベトナム・ダナンで、リゾート大国へ成長するポテンシャルを感じ、移住を決意。2018年3月、フランス人の夫と共にダナンへ移り住む。現在は、オフィスや住宅の建物・不動産管理、コンドミニアム売買仲介、海外企業の法人設立支援の会社に勤務している。

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