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2018.10.18

♯市場・トレンド

時代の流れによって変化していく住宅設備

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(2018年10月18日号)

スコットランド生まれの科学者、グラハム・ベルが1876年に世界で初めて電話機を発明してから142年。今では電話は通話のみならず、メールの受送信やカメラ、音楽プレーヤーなど、多くの機能を持つようになった。様々な分野のテクノロジーの発達によって、機械の部品はより小さく、通信はより早く、性能はより高く、飛躍的に成長してきた。

携帯電話を例に挙げると、日本では1985年にNTTから「ショルダーフォン101型」が発売された。重さ2.5kg、高さ19cm、幅5.7cm、厚さ21.2cmと、肩にベルトを引っかけて使用するものだったが、当時は「携帯できない携帯電話」と揶揄された。それから35年後、ケータイは手のひらのビジネスウェポンと呼ばれるようになった。そして現代人のニーズに合わせ、スマートフォンに進化した。

今回は、人々の暮らしの中に根付いた様々な“モノ”が、昔と今でどう変化していったのかを比べていく。

コンセント

スマホやタブレット、PCなど様々なデバイスを充電するために、コンセントの数を増やす必要がでてきた。また、キッチンやカウンターテーブルの上など、使いやすい場所に設置されるようになった。

コンロ

単身でも料理をする男性や、料理にこだわる方が増えたことにより、2口は必須。もはや3口コンロも当たり前と言われる時代に。

・週に4回以上、料理(夕食)する男性:24.8%
・料理することが好きな男性:51.2%
※出典元:楽天インサイト株式会社

ゴミ箱

昔はひとつのごみ箱に何でも捨てられたが、今は燃えないゴミや資源ごみなど、細分化してゴミ出ししなければならないため、ごみ箱の種類が増えた。結果的にゴミ箱を置くスペースも必要となった。

クローゼット

布団の需要が減り、押入れが減った代わりにウォークインクローゼットが登場。大型用品なども収納できる。

音楽プレーヤー

レコードやCD・MDコンポから、スマホをWi-Fiでつなぎ、音楽をダウンロードして聴く時代に。1万曲が持ち運べるようになった。

電話

固定電話から一人一台のスマホに代わった。と同時に、固定電話を持っている人が減少する。

・スマホ所有率(2018年):79.4%
※出典元:博報堂DYメディアパートナーズ
・20代にいける固定電話所有率:5.2%
※出典元:総務省

洗濯機

縦型の洗濯機から、ドラム式となり、洗濯から乾燥まで一回の操作でできるようになり、大幅な時短に。また、洗濯パンのサイズが大きくなり、脱衣所のスペースが広くなる。

・ドラム式洗濯機販売件数(2017年):63万7000件
※出典元:Gfkジャパン

想像できない進化を遂げる可能性

時代に合わせて暮らしに関する“モノ”は、様々な進化を遂げてきた。今後はAIの台頭など、人のライフスタイルが大きく変わっていくことが考えられるが、それに合わせて“モノ”は一体どのように変化していくのだろうか。インターネットすらなかった50年前の人が今の世の中を想像できないように、今の時代からはまったく想像できないような進化が起こっているに違いないだろう。

(Hello News編集部 鈴木規文)

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