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COLUMN

コラム

2019.06.06

♯女性の働き方を考える♯講演・セミナー

女性が活躍できる社会を目指す「第17回 不動産女性塾」レポート

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17回目を数える不動産女性塾(塾長:北澤艶子さん)が、5月29日水曜日、京橋駅直結の相互館110タワーで開催された。

この日のメインイベントは、6月1日に社名変更を控えたソニー不動産株式会社、代表取締役の西山和良さんの講演で、全国から50名を超える参加者が集まった。

ソニー不動産は、2014年にソニーの子会社として設立された。創業時から社長を務める西山さんは、一橋大学卒業後、新卒で松下電器産業(現在のパナソニック)に入社したという異色の経歴の持ち主。松下時代は、経営企画室や監査部門に携わった。2003年、学生時代から憧れていたソニーに、念願の中途入社を果たす。転機がやってきたのは2013年頃、社長室に在籍していた時だった。ソニー社長の平井一夫さんから言われた次のひと言でハッとする。

「お前、なんか(世の中に対して)価値を生み出せないの?」

当時、ソニー生命やソニー銀行などがぐいぐいと業績を上げ、社会での存在感を高めていた時期と重なる。「何か自分も、新しい価値や市場を生み出したい」。うっ積するそんな気持ちが平井さんの言葉で開花し、背中を押された。

華々しいキャリアの西山さんだが、実は母方の実家は、5人くらいの規模の小さな不動産会社だったという。「赤ん坊の時から不動産会社の店先にいました。メーカーに入社した私がまさか不動産会社になるとは」と語った意外な一面に、会場は温かな笑いに包まれた。

ソニー不動産の新しい社名は、SREホールディングス。

社名を変えたのは、事業領域が不動産会社のそれを超えてきているからだ。

現在、同社の売り上げの55%を占めるのが、AIやITを使った事業だ。

4割近くを占める不動産の実務事業、これにAIやテクノロジーの技術を組み合わせ、二つが同列に並びながら、かつ現場の使い勝手も考えて、不動産会社を対象にした業務支援ツールを開発している。

具体的には、不動産価格の推定やマーケティング、売買のプラットフォームの提供などだ。

会社を作った当初からそれを目的にしてきたわけではない。

走りながら、手を動かしながら、そして現場の声を聞きながら開発されてきたサービスだという。

今後は、契約書や重要事項説明のセミ自動化、反響へのつい客、戸建て事業や住宅ローンの査定といった分野でも、AIを活用したサービスを開発中だという。

「システム面では大手も中小企業も関係ない、あるいは一人でやっている人でも変わりはないほどのツールを提供できるようになる」と西山さんは語る。

AI関連には、年間450億円もの金額を投資しているというソニーグループ。その一角を担う企業だからこそ、不動産業界で果たせる役割は大きいだろう。

カタカナ言葉も多く飛び交った講演だったが、最後に、西山社長が「よりよき日本を作り、次世代に引き継いでいく。ものづくりを通じて、未来を作っていく。それが自分の変わらない理念です」と締めると、会場からは大きな拍手が湧き上がった。

講演の後は、参加者全員による1分ずつの自己紹介と、西山社長への感想、会食、そして名刺交換や懇親の時間へと続き、大いに盛り上がった。

参加者からは「これからはAIの時代なんだと実感した」「目からウロコの連続だった」と行った感想が述べられた。

次回は、7月24日水曜日に銀座コアビルで開催される。講師に大家MASAさんを招き、「『大富豪サラリーマンの教え』の著者が伝える不動産投資の極意」と題したセミナーを予定している。

(Hello News編集部 吉松こころ)

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