- 出身地
- : 東京都
- 賃貸暦
- : 9年
- 趣味
- : 海外旅行
- 休日の過ごし方
- : 料理、園芸
- 住んでみたい場所(国)
- : ベルリン
- あなたにとって賃貸とは
- : 探し続けたら見たこともないようなユニークな間取りに出会える。それはまるで宝探しみたい。ライフスタイルにより住み替えができるのはステキなこと。
ヘヤミセテ
イケア港北店
リビングに一歩足を踏み入れると、天井が高く、窓は大きく、そして植物が多いことに気付く。25㎡とコンパクトな部屋だが、それを感じさせない空間づくりはさすがはインテリアコーディネーターのなせる技。
この部屋に住むのは、イケア勤務13年目の伊藤愛子さん。ホームファニッシングコンサルタントとして、法人を含めた顧客から依頼を受け、部屋のインテリアコーディネートを行ってきた。
部屋の真ん中の大きなテーブルが印象的だ。通常は、70cm×120cmと長方形だが、幅をその倍の140cmまで広げられる可変性のタイプを選んだ。高さも40~76.5cmまで自由に調整できるという。
「一番のお気に入りは、テーブルです。普段使いは、畳んだ状態。ホームパーティーや家で仕事をする時には広げています。広げると8人座れます。椅子も8人分。また、仕事がら資料を広げることも多いので、広げた大きさが私のベストです」と笑顔で語る。
ロフトから撮影した部屋。真ん中にはお気に入りの可動式テーブルが
「天井が高い」「ロフトがある」「バルコニーがある」の3つの条件で部屋を探したのは3年前だ。条件が揃い、自分の気に入った部屋が見つかるまで半年ほどかかったという。部屋探しサイトを使い、毎日探して、めぐり逢えた。
間取りは1Kだが、リビングとロフトの間にバス、トイレがあるという変わったデザインになっている。ロフトの階段は、よくあるハシゴの形状ではなく、ステップのあるタイプでバス、トイレの下は、長方形の収納スペースだが、目隠しの為に突っ張り棒を利用しカーテンをかけている。
階段の右上の扉を開けるとバス・トイレが
「25㎡とコンパクトですが、収納スペースは意外にあります。ただ、洋服などをかけるスペースが足りなかったので、ワードローブだけ買い足しました。洋服からアクセサリーなどの小物まで全て収納でき、とても重宝しています。高さや扉はカスタマイズできるので、部屋に合わせて選びました。」と伊藤さん。ワードロープの扉は、鏡張りで圧迫感がなく、中は、丈の長いワンピース、コートが収納してある。丈の短い洋服の下には、バック、マフラー、香水などの小物が並び、引き出しには、ネックレスやピアスがまるでショップに並んでいるかのように綺麗に配置されていた。
服から小物まで収納できるワードローブ
アクセサリーがショップのように配置されている
マットレスを運ぶのに苦労したというロフト上のベットルーム
バルコニーに出る窓は、高さが3.1mもあり、ブラインドは備え付け。外からの目隠しのため、30cmほどバルコニーとの間に段差がある。窓の手前にはベンチが設置され、その下は、高さ45cm×奥行き50cmの収納ボックスを置いた。サイズに合った箱が8〜10個ほど並べられていた。
「部屋をすっきり見せるコツは、箱使いです。目に見えるところに小物などを置かず、全て箱にしまうだけで印象が違います。箱もいろんな種類の箱を買わず、同じ種類のものや色やテイストを揃えることで落ち着いた雰囲気を演出できます。我が家は、基本的に黒で統一しています。中に入っているのは、ビニール袋や本など出ていると目につくものを入れています」
ベンチ下のボックスには、書類や文房具などを。隙間には、本や雑誌などを収納
休日には、ホームパーティーを行うことがある。料理が好きでキッチンスペースにも工夫がたくさん。調理器具は突っ張り棒にかけ、その突っ張り棒は、ステンレス製を選んだ。キッチンの色に合わせてシルバーで統一するためだ。シンク下にはもともと収納庫がなく、こちらも自分で購入した。
キッチンの後ろ部分、階段下には、白いプラスティック製の箱がある。この中には、掃除用具やストックしている食料などを収納している。
インテリアのテーマは、夜くつろげる部屋。ソファー、椅子、サイドボードも黒、カーペットやクッションはグレーといった落ち着いたテイストにしてある。もともと照明は間接照明だけだったので、それをうまく利用した。
「お風呂が気に入っています。実は、窓は開かないのですが、お風呂の窓から見えるバルコニーを通して、夜景が見られるのです。夜になると、目の前の橋はライトアップされ、車も多く通っているのでとても綺麗なんです」と伊藤さんは柔和なまなざしで微笑んだ。
お気に入りのお風呂は毎日掃除をして常にピカピカ
料理しやすい位置に用具や調味料を配置
キッチンのスペースを活用し調理器具を収納
(Hello News編集部 山口晶子)