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COLUMN

コラム

2018.10.18

♯新しい暮らし方

高校生・大学生の母親に聞いた「子供たちはこんな生活を送っています」

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賃貸住宅業界で仕事をする我々にとって、高校生や大学生の実態を知ることは、新たな顧客を獲得する上でとても重要だ。今まで実家暮らしだった彼らが、進学や就職によって、初めてひとり暮らしをする時、どんなことを望むのか?

今回は、彼・彼女らがどういう生活を送り、どんなものに興味を持っているかを、実際に高校生、大学生の子どもがいる母親に話を聞き、まとめた。

21歳の男子大学生と、18歳の女子高校生の場合

「学校の規則上、登下校の安全を守るためにみんな持っていいことになったから」という理由で、長男にスマホを買い与えたのは中学一年の時。いつスマホにしたかと聞くと「大学生になった時です」と母、まゆみさん(53)は教えてくれた。長男は塾と家庭教師のアルバイトをしているが、月々の通信料はまゆみさんが支払い、加えて別途お小遣い月1万5000円を渡している。アルバイト代はというと、友達とのラーメン代や旅行代に充てているそう。長女はまだ高校生ということもあり、お金が欲しいと言われた時に必要な分だけお小遣いを渡すようにしていて、「洋服を買ったり、カフェに行ったりしているみたいで、お金の使い方は今どきの若い女の子ですよ」と言う。

では、家ではどのように過ごしているのだろうか。話を聞くと、ひと昔前では考えられないような答えが返ってきた。長男は大学から帰宅すると、もっぱら部屋にこもり、オンデマンドの動画を見て過ごしているそうだ。リビングに家族みんなが集まって、テレビを見ながら過ごすようなスタイルは、今では時代遅れなのかもしれない。

勉強の仕方にも変化がみえた。長女は自宅では一切勉強をしない。理由は「家だと集中できないみたいで、マンションについている自習室や図書館などで勉強しています」とのこと。時には友達と一緒にファーストフード店でも勉強するという。また、勉強道具も鉛筆とノートからPCに変わった。大学の授業ではPCで講義を受けるのが必須なのである。

そんな2人の将来の夢について聞くと、長男については「物流系の仕事に興味があるみたいです。ただ、有名企業でそこそこ給料がよければ、仕事内容にこだわりはなく、生活ができればいいと考えています」との答え。「でも、車には興味がないみたいで、免許すら取ろうとしないのには、母親の私でも驚いてしまいます」。一方、長女は「大学で心理学の勉強をしたいと思っていて、将来はカウンセラーになりたいと言っています」。小中学生の間では、将来、なりたい職業に「ユーチューバー」がランクインするなど、全く新しい職業が台頭しているが、大学生と高校生になるとより具体的に将来を考えているのが分かる。

16歳の男子高校生の場合

「小学1年生でガラケーを、中学2年生の夏にスマホを持たせました。小学生の時は学校には持っていかせなかったのですが、習い事に行く時は心配だったので持たせていました」と話すのは、さちえさん(40)。「高校3年生の息子は地方のサッカー部の寮で生活しているので、毎日サッカー漬けの日々を送っています。だから、お小遣いをあげても遊ぶ時間も使う暇もないので、お金ではなく必要な物をその都度、送っています」と言う。

そんなサッカー漬けの長男が今、サッカー以外で熱心なことは動画共有アプリ「tick tok」だ。このアプリは15秒ほどの曲に合わせてダンスなどを投稿し、同じくアプリに登録している人に見てもらうというもの。慣れない土地で一人奮闘する長男にとって、友達との絆を深め合う大切なツールである。

では家族とのコミュニケーションツールはというと、「インスタです。この前、富士山に行った時に食べた料理の写真をアップしたら、長男から『ずるいぞ』って返事がきました」とさちえさんは笑って話した。他にも「音楽共有アプリを私と一緒に共有しているので、音楽を通してもコミュニケーションを取っています。どちらかがダウンロードすることで、お互いに同じ音楽を聴くことができるので、遠くにいても繋がっている気持ちになれます」。また、長男は様々なアプリを活用している。例えば、サッカーチームの連絡網にも「ラクラク連絡網」というアプリを使い、やりとりをしているそうだ。

16歳の長男にとって、もっとも生活に密着している道具はスマホなのだろうか。さちえさんによると、「用を足す時、最初は立ってしていたみたいですが、トイレにスマホを持ち込むようになってからは座ってするようになったみたいです」とのことだ。世の中にインターネットが登場し、私たちの生活と密着し始めたのはここ20年の話である。その間に生まれた子どもたちにとって、インターネットは生活必需品そのものだと考えられる。子どもとのコミュニケーションツールとしても、インターネットが当たり前の存在になっているのが分かる。

暮らしの定義が変わっていく

こうして成長していく子どもたちが、社会に出てひとり暮らしを始めることで、一体どんな生活を望むようになるのだろうか。インターネットさえ通じていればそれで良いのか、それともネット回線は当たり前で、それ以上の要素が必要なのか?それらを読み解くことが彼らのニーズに応えることの近道なのであろう。

(Hello News編集部)

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